【初級公務員】数的処理 余りと不足(総論・余り一致)
ある数を〇で割ると△余り、●で割ると▲余る、のパターンは3つ
パターン1 余りが一致している
(割る数の最小公倍数)×n+余り
例題
56で割っても44で割っても余りが12となる3桁の自然数は?
解答
56と44の最小公倍数は616
616×n+12
自然数は三桁なので、n=1
答え628
パターン2 不足が一致している
(割る数の最小公倍数)×n-不足
例題
1000より小さい正の整数のうち、4で割ると3余り、かつ5で割ると4余る数の個数は?
解答
不足は、割る数ー余りで求める。
割る数 余り 不足
4 3 1
5 4 1
不足が一致しているパターン2である。
4と5の最小公倍数は20なので、
20n-1
の式が立つ。
1000より小さい数なので、1≦n≦50
パターン3 余りも不足も一致していない
(割る数の最小公倍数)×n+各条件を満たす最小の数
ある正の整数は5で割ると2余り、7で割ると3余る。この整数はを35で割ったときの余りは?
解答
割る数 余り 不足
5 2 3
7 3 4
余りも不足も一致していない
5で割ると2余る数 7 12 17 22 27・・
7で割ると3余る数 10 17 24・・
17が一致。これが、各条件を満たす最小の数
5と7の最小公倍数は35
35n+17
35が問題の35に対応しているので、17は余りに対応。