ROE、ROAの使い方
ROE、ROAの使い方
ROEとは?
ROEとは、純資産利益率のことで、 利益 ÷ 純資産 で求めます。
これは、株主から預かった出資金を効率的に運用して利益を得たかという指標で、
10%以上が、優良企業の水準と言われています。
しかし、日本企業の平均は5%程度ですので、10%を切っているからといっても投資価値がない企業とは言えない場合も多いです。
ROAとは?
ROAとは、総資本利益率のことで、 利益 ÷ 総資産 で求めます。
これは、ROEのように純資産だけでなく、負債も含めた総資産について、効率的に運用して利益を得たかという指標で、5%以上で良好、2%以上でも普通の企業と言われています。
ROE,ROAの使い方
ROEは負債を含まず、純利益しか見ない点が注意点です。
つまり、ROEが高くても、ROAが低ければ、負債が大きすぎる可能性があります。
逆に、ROEが低くても、ROAが高ければ、財務状態は健全だとと評価できます。
いずれも、業界によって数値の目安は異なるので、同業の会社との比較が必要です。